*21. Mar. 2019* Uriah Heep @ Billboard Live Tokyo

【前置き】
前回の来日から3年が経っているのだけれど、あまりそう感じないのは、前回の来日後、一種のフィルムコンサートに招かれているからなのかもしれない(笑)

当日、昼過ぎ迄情報収集のために参加していた学会の後、千代田線1本乗り換えなしに乃木坂経由で会場入り。

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菊さんとメメさんにお誘い頂き、夕方の1st stageと2nd stageを連続で観た。
4人でボックス席(2nd stageはまさに"BOX席"だった!)でご一緒することになった。

Club CittàのLiveだと、どうしても(過去の代表作〇〇)再現Liveという縛りがあり、自由度が狭まる。Club Cittàが呼んでくれるだけバンドとしてはラッキーなところもあるかもしれないけれどね。

Billboardが呼ぶと、キャパが少ない問題はあるとは思うけれど(公称300人、ホント入れるのかな)、〇〇再現という縛りがないのがいい。あとこのハコは音響の位置依存性が高いことに気づいた。前回のSoft Machineでは気付かなかった(というか私はBillboard Live TokyoはSoft Machine (Legacy)でしか行ったことないのだ)けれど、 よく考えればわかることだよね。

【本題】
新作"Living the Dream" 邦題は「桃源郷
http://radi.al/LivingTheDream
http://www.marquee.co.jp/avalon/uriahheep.html
は、ここ10年の中でもかなり出来はいい。


Uriah Heep - "Grazed By Heaven" (Official Music Video)

今回演奏した10曲の中に4曲はこの新作からで、来年50周年にして現役バンドとしての矜持が感じられたよ。
ヴォーカルのBernie Shawさんは、最初声が出ていないところがあって、ネット上では寄る歳には勝てないという意見も散見されたが、私見ではハコ自体がハードロックバンドにあまり慣れていないという事情があったのではないかと。この少しばかりの懸念を除くと5人のメンバーは最高のパフォーマンスを繰り広げていた。

そして間近で観られる醍醐味、まさかUriah Heepでも体験できるとは思わなかった!
特に、Mick Boxさんのギター、昔からワウの度合いが高いんだけれど、左手だけで弾き、右手でオーラを吸い取ってギターに注ぐ振りをする仕草を私は勝手にハンドパワーと呼んでいる(笑) 特に2nd stageではこのハンドパワーを至近距離で拝めて本当に良かった。キーボードのPhil Lanzonさんも片手が空いているときは手をフラフラしていて、真似しているんだろうなぁ。

必ずやる"Gypsy"と"Look at Yourself"、”Stealin''”や"Lady in Black"、”July Morning”等の代表曲では観客をのせる術をメンバーは心得ているけれど、それは2010年10月末の来日時によ~くわかったことだった。このとき私は本当にUriah Heepのファンになったんだろうな。まだアルバムは半分聴いているかどうかなんだけれど。

小規模なハコだったので、最後総立ちのときにこの3年の間でお知り合いになった皆さんが観戦されている姿を見るのも楽しさ倍増になるよ。

終わった後、会場出入り口で1時間位駄弁っていたけれど、体力の限界で会場を去る。
Soft MachineのときみたいにMeet & Greetを密かに期待していたけれどそれはしょうがないか。次の日の朝には飛行機でLondonに向かうっていうからね。

ということでまた来てね!!!

 

この日が満月というのも何かの縁かしらね。

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