今年もRenaissanceの1stを聴く時期になった

1991年以来、毎年秋が深まるとRenaissanceの1stを聴く。
最初に聴いたのは1991年10月5日だったと思う。日記に書いてある筈だが。
発売されてちょうど22年後に聴いたという訳だ。買ったのは西池袋の、所謂マンションショップ(この用語は後に1998年頃、日本ポピュラー音楽学会で覚えた)であった"裸のランチ"で買ったんだと思う。Chihiro S.さんのバンド仲間さんが経営をされていたお店だった。


Renaissance - Renaissance (1969) [Full Album] 🇬🇧 Progressive Rock featuring Keith Relf

今年はというと、なかなか秋らしくならなかったので今日になった。

3曲目の"Island"は9月に来日した新生(と言ってもこっちがメジャーだが)Renaissanceが演奏した。Annieさんがオーディションで歌ったのよ、ってMCで話していた。

Renaissanceは、Yardbirdsのメンバー2人のKeith RelfとJames McCartyの2人がフォークなのをやりたいというので、最初はduoでやったのがバンド形式になったという経緯だったのだけれど、所謂クラシックロックとは違う感じで、クラシックの楽曲の断片を曲の中につっこんでいった。20年以上後ならば、Massive AttackPortisheadみたいに音源のサンプリングとなるところ、このバンドは手弾きで織り込んでいた。

この1stの後の、バンド崩壊の過程で制作された2ndの"Illusion"もいいんだけれど、"Illusion"の方がクラシックの楽曲の挿入の仕方がきれいというか洗練された感じで、1stの方が唐突感が強い。そこが面白い。